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執筆者の写真ロジゾー

佐川急便の業務委託ドライバーの給与・口コミ・退職理由

更新日:10月9日



宅配便で業界大手の佐川急便。専属契約で佐川急便のお荷物を運ぶ委託ドライバーの募集もたくさん出ていますよね。


ここでは、佐川急便で業務委託で働く場合の仕事内容や給与、口コミ、リアルな退職理由などを含め徹底解説していきます。これから佐川急便の委託ドライバーで働こうか検討している方は必見です。


目次:

  • 佐川急便の業務委託の仕事内容

  • 給与・単価

  • 休み・労働時間

  • 委託形態・契約内容

  • 条件・サポート

  • 口コミ

  • 佐川の委託で働くメリット・デメリット

  • 委託ドライバーの退職理由

  • 佐川急便の委託ドライバーで成功するためのコツ


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佐川急便の業務委託の仕事内容

佐川急便で業務委託で働く場合、ルート指定配達ではなく、各個人宅への配達が主な業務になります。営業所へ出勤し、車の荷台に荷物を積み担当エリアへ配達に出発します。


稼働時間が終わったら、営業所に戻り、不在で配達できなかった荷物を返却して1日の業務が終わります。



給料・単価

佐川急便での給与は、荷物ひとつを配達した単価で決まる「完全出来高制」です。地域によって異なりますが、だいたいが荷物ひとつで140円〜180円程度の配達単価となっています。それでは、1ヶ月の給与・年収を2パターンに分けて、実際にシミュレーションを行ってみましょう。

  • 問題なく配達できるレベル

  • 効率よく配達できるレベル

まずは、「問題なく配達できるレベル」の給与のシミュレーションをしてきます。


問題なく配達できるレベル

  • 配達単価160円×110個=17,600円

  • 11,700円×26日稼働=457,600円

  • 457,600円×12ヶ月=5,491,200円

上記の例は、単価が160円のエリアで、「普通に業務を行える」という前提で稼げるようになる金額です。年間で550万円近くの売り上げになります。ガソリン代や車代、保険、元請会社への手数料など必要経費が引くと、400万円程度は残るでしょう。


では、業務にも慣れ、効率よく配達できるようになった場合を見ていきましょう。


効率よく配達できるレベル

  • 配達単価160円×160個=25,600円

  • 25,600円×26日稼働=665,600円

  • 540,800円×12ヶ月=7,987,200円

効率良く配達できるようになると、コンスタントに配達個数を伸ばすことができ、800万円近くの売り上げになります。経費を差し引いても650万円近く手元に残るでしょう。サラリーマンでこの年収を稼げるようになるのは、かなり狭き門ですよね。


また、番外編として繁忙期の1ヶ月を「効率よく配達できるレベル」で考えてみましょう。


〜番外編〜 

効率よく配達できるレベル 繁忙期の1ヶ月

  • 配達単価160円×220個=35,200円

  • 28,600円×26日稼働=915,200円

多少の増減はあるかと思いますが、繁忙期の場合だと月に90万円以上の金額が稼げるでしょう。1年で1番忙しくなる繁忙期の時期に、良いエリアを担当している場合、さらに収入を増やすことが可能です。日々の積み重ねをしっかりと行い、任せてもらえるよう頑張ってみてはいかがでしょうか。


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休み・1日の労働時間


続いて、休みと1日の労働時間について見ていきましょう。業務委託の場合、休みは「週休1日(月曜日休み)」のところが多く、1日の拘束時間は8時~21時が基本となっています。休憩は1日のなかで適宜とります。


体力勝負の運送業界。労働時間が長く、休みは週休1日と少ないため、いかに疲れを残さず続けられるかがポイントとなってきます。また、体が資本となる業務のため、しっかりと体調管理を行いましょう。


委託形態・契約内容

委託形態は業務委託です。契約内容ですが、佐川急便の場合は、直接契約よりは間にほかの運送会社が入って契約する形が多いです。


間に運送会社が入る場合は、運送会社に支払う中間マージンが売り上げから差し引かれる費としてかかってくることを覚えておきましょう。


条件・サポート

佐川急便では、業務委託として契約が決まったあとに2つの嬉しいサポートがあります。

  • 事前研修制度

  • 給与保証期間(3ヶ月間)

ひとつずつ見ていきましょう。


事前研修制度

業務を始めるにあたりビデオ研修や、「横乗り」と言って経験者のドライバーが、助手席に乗って一緒にエリアを回ってくれるサポートがあります。未経験の方は、この機会に疑問に思っていることや不安なことを質問しておくといいでしょう。


給与保証期間

佐川急便では、給与保証がつく場合があります。こちらも営業所によって地域によって金額は異なります。たとえば、配った報酬に上乗せしていくらかの金額が支払われたり、もしくは配った個数に関係なく日給が支払われるパターンなどがあります。

ただし、最近は全く給与保証がつかない営業所も増えてきています。詳細は、自分が働きたいエリアの条件を問い合わせてみる必要があります。


口コミ

ここでは、佐川急便で業務委託として働く人たちの口コミを見ていきましょう。

主に口コミで多かったのは、以下の3つ。

  1. 安定的に荷物がある

  2. 委託ドライバーが稼げるように、佐川急便の社員がいろいろ便宜を図ってくれる

  3. 人間関係が良い

順番に見ていきましょう。


1.安定的に荷物がある

業界大手ということもあり、「安定的に荷物がある=仕事がある」という口コミが多く見られました。業務委託の場合、荷物の量が少なければ、仕事ができない状態になることも珍しくありません。


とくに閑散期になったとき、急激に休みが増えるという話はよく聞く話。しかし、大手の場合はあまり影響がありません。安定的に仕事を行える点は、やはりポイントが高く、高評価でした。


2.人間関係が良い

仕事を行ううえで、重要な項目のひとつ「人間関係」。佐川急便では、配属された営業所の社員と良い交流が図れているようです。エリアに出てしまえば、1人で仕事を行う軽貨物ドライバーですが、困ったときに助けてくれるのは、やはり同じ営業所の社員です。


普段から、信頼関係を構築しておくことで「仕事がやりやすくなる」ことは間違いありません。


3.委託ドライバーが稼げるように、いろいろ便宜を図ってくれる

先述した「人間関係が良い」と通じる部分でありますが、営業所の社員と信頼関係を構築できていると、仕事に好影響があります。そのひとつが「稼げるように便宜を図ってくれる」ということ。


効率良く配達をしつつ、また仲間の協力があると配達個数がグンと増えます、当然配達個数が増えれば「報酬」も同じく増えていきます。この状態になるまでは、少し時間がかかるかもしれません。しかし、普段からコツコツ続けていれば、間違いなく協力者が増え、稼げるようになるでしょう。


佐川急便の委託ドライバーになるメリットとデメリット

佐川の専属ドライバーになるメリットとデメリットを紹介します。


メリット


1.

安定した仕事量があり毎月一定以上の金額が稼げるでしょう。これは、Amazonフレックスなどのマッチングサービスを利用した場合や、自分でスポット便などの案件を獲得するフリーランスにはないメリットです。


2.

また、お仕事を始めるための開業資金がかかりません。佐川急便の専属ドライバーで働くとき、多くの場合はあいだに運送会社が入ることになります。運送会社が車のレンタルや保険加入などのサポートをしてくれることでしょう。


3.

また、お仕事を開始したばかりの方は、一定期間は給与保証がつく場合があります。お仕事を開始したばかりで初めてのエリアを回る場合、土地勘がなくそのエリアの住人の生活パターンも見えてこないため、どうしても配達完了数が少なくなります。

そうした期間でも一定の給与が保証されるのはありあたいですね。


ただし、最近は給与保証がつかない場合も増えてきているので、詳しくは自分が働きたい営業所に問い合わせるのが一番です。


デメリット

1.

佐川急便で専属の委託ドライバーになると、基本的には週休1日で、忙しい日々を送ることになります。とくに、大きい金額を稼ぎたい場合は拘束時間も長くなるでしょう。Amazonフレックスのように、隙間時間や副業ではできません。また、報酬よりもプライベートを大切にしたい方が続けるのは難しいでしょう。


2.

佐川急便は、ヤマト運輸と比較して営業所(荷物を車に積み込む場所)が少なく、営業所から担当エリアが遠い場合があるのがデメリットです。近場であれば、営業所から10分ほどで到着するところもありますが、遠いところだと30分以上かかる場合もあります。担当エリアから営業所が遠い場合、荷物を取りに戻る時間もロスになることを覚えておきましょう。


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委託ドライバーの実際の退職理由


始める人が多い反面、辞めていく人も多いのが委託ドライバー。そこで、実際に退職した理由をまとめてみました。

  1. 体力的にきつかった(60歳代の方)

  2. 土日に休めない

  3. 急な休みを取りづらい

  4. 交通事故を起こしてしまい、運転するのが怖くなってしまった

代表的な退職理由がこちらです、順番に見ていきましょう。


1.60歳代には体力的にきつかった

業務中はほぼ動いてる体力勝負の仕事でもあります。60歳代以上の方は、体力に自信がある方でないと厳しい仕事かもしれません。


2.土日が休めないが嫌だった

委託ドライバーの休みは、週1で月曜日が休みなることが多いです。土日休みを希望する方には、この業界で働くことが難しいかもしれません。とくに、20代の独身の方で友達と遊びたい、出会いも欲しいという時期の方には合わないでしょう。


3.急な休みを取りづらい

毎日社員全員が出社する通常の会社とは違い、運送業界は「稼働表」を作ってその通りに稼働します。各ドライバーは担当する曜日しか出勤しないため、「急遽休む」となると、稼働表の変更をしなければならず、自分が担当するはずだったコースの変わりを見つけなければいけません。最低限の人数で1日を回しているため、いざ急に休むということは難しいのです。


4.交通事故を起こしてしまい、運転するのが怖くなってしまった

これはどうすることもできない理由でしょう。おそらく、仕事以外でも車を運転することに躊躇するかと思います。電信柱などにぶつかる、車同士が接触するなど、運転する時間が長い分、事故はときどき起こってしまいます。



佐川急便の委託ドライバーとして成功するには

業務を始めたてのころは、覚えることが多くあり大変かもしれませんが、最初から「効率化」を意識することが大切です。

  • 配達ルートの構築

  • 荷物の積み方

  • タイムロスの削減方法

上記の3つを意識するだけで、早ければ1ヵ月後に他のドライバーとの差別化も図れるでしょうし、今後、重宝される優秀なドライバーになれるでしょう。


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