軽貨物ドライバーとして働き始める場合、だいたいどのくらい稼げるかが気になるポイントではないでしょうか。「〇〇万円以上可能」といった稼げる点をアピールしている求人が多いですが、軽貨物ドライバーとしてどのくらいの収入が得られるかは、担当するエリアによるところが大きいです。 ここでは、都市と地方の収入の相場について詳しく解説していきます。これから軽貨物ドライバーとして、働こうと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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1. 都市部と地方の違い
軽貨物ドライバーとして働くにあたり、都市部と地方では収入に大きな差があることはご存知でしょうか?
荷物の量
戸建・集合住宅
1個あたりの単価
ある程度稼ぎたい場合、上記3つのポイントが重要になります。一つひとつ解説していきます。
荷物の量
多く配達すればするほど給料に反映されますが、そもそもの業務量として「荷物の量」が少なければ、どんなに頑張っても稼ぐことはできません。ましてや都心部と地方では、荷物の量が圧倒的に違います。人口や住んでいるお客様の年齢などによって、荷物の量は大きく変わります。
戸建・集合住宅
人口が密集している都市部では、マンションやアパートが乱立しており、現在は高層マンションなども多く建設されるようになりました。住宅が密集しているため、必然的に荷物の量は多くなります。
地方では、若者が都心に出ていくこと多く、人口が年々減少しています。都市部のように高層マンションが建設されることもなく、空き家が目立つ地方では荷物の量が少ないことはイメージできるかと思います。
1個あたりの単価
各会社によって金額設定にばらつきはありますが、およそ150円~200円のところが多いです。また、都市部と地方では単価設定も違うことがあるので、これから軽貨物ドライバーとして働くことを考えている方は、「1個あたりの単価」にも注目するといいでしょう。
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2. 都市部と地方のそれぞれの収入の相場
荷物を1個配達して、いくら収入に繋がるのか気になるところですよね。例として1個あたりの単価を150円とし、1ヶ月間働いた場合の都市部と地方での稼ぎの違いについて見ていきましょう。
・都市部の場合
都市部の場合、1日の配達個数を150個とし、休みは週休2日で計算します。
150(1個あたりの単価)×150(1日の配達個数)=22,500円
22,500(1日の稼ぎ)×22(1ヶ月の稼働日数)=495,000円
・地方の場合
地方の場合、1日の配達個数を60個とし、こちらも休みは週休2日で計算します。
150(1個あたりの単価)×60(1日の配達個数)=9,000円
9,000(1日の稼ぎ)×22(1ヶ月の稼働日数)=198,000円
※上記はあくまでも例になります。
1個あたりの配達単価が一緒でも、配達個数の違いで金額には大きな差が生まれます。さらに、繁忙期の7月や12月になると配達個数も普段の1.5倍~2倍になるため、さらに大きく収入が増えるでしょう。できるだけ多く稼ぎたい方は、都市部さらには配達単価が高いところで仕事を行うことをおすすめします。
3. 収入を上げるためにできること
軽貨物ドライバーとして働くからにはできる限り収入をあげたいですよね? 収入を上げる方法として、荷物の量が多い都市部で働くことだけではありません。
担当エリアを広げてもらう
荷物を増やしてもらう
配達単価を上げてもらう
経費になるものを把握
順番に解説してきます。
・担当エリアを広げてもらう
軽貨物ドライバーは、基本的に委託として大手宅配業者で仕事します。そのため、担当するエリアは委託先である大手宅配業者の営業所によって決められます。通常であれば1人に対して1エリア(1町会)が基本です。
はじめた当初はエリアを覚えるので精一杯かもしれませんが、慣れてくれば配達スピードも上がり少しずつ余裕ができるでしょう。そこで、担当エリアを広げてもらう交渉ができるようになります。1エリアをもうひとつ増やすのもいいですし、半エリア(1町会を半分にした範囲)を増やすこともできます。
エリアが増えれば当然担当する個数も増えます。新しいエリアを覚える必要がありますが、続けていくうちに覚えることができるので心配はいりません。試行錯誤しながら、効率的な配達方法を実践できるようになれば、必然的に収入を上げることができます。
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・荷物を増やしてもらう
担当エリアを広げる以外にも、荷物の個数を増やす方法はあります。スポット(マンションやアパート)の荷物をほかのエリア担当者から貰う方法です。とくに都市部では高層マンションが増えており、高層マンションだけで配達個数が30個を超えることも珍しくありません。
日々時間に追われながら行う配達において、マンション一棟に多くの時間をかけることは難しいのです。そのため、時間指定されている荷物だけは専属ドライバーに配達してもらい、時間指定がない荷物を貰う方法が効率的になるでしょう。
この方法であれば、専属ドライバーには時間の余裕が生まれますし、軽貨物ドライバーは配達個数が加算できるためお互いがWin-Winの関係になれます。ぜひ協力して配達個数を伸ばしてみてください。
・配達単価をあげてもらう
3つ目は配送単価をあげてもらう方法。しかし、この方法が一番難しい方法になります。なぜなら会社との交渉になるためです。配達個数は年々増えていっていますが、どの会社でも価格競争が起きており、低価格でのやり取りが横行しています。難しい交渉を少しでも有利にするために、普段からのコミュニケーションや仕事に取り組む姿勢を意識することを大切にしましょう。
また、軽貨物ドライバーをはじめる段階で、所属する会社をしっかり選ぶことも重要になります。配送単価や単価アップの話は、面接時点で詳しく質問しておくことで、あとになってトラブルを回避できます。
・経費になるものを把握
実際の売上が手取りになることはありません。個人事業主として働く軽貨物ドライバーは、「経費」がかかることを忘れてはいけません。
委託会社の手数料
車検代(2年に1度)
自動車保険代
ガソリン代
所属する会社によって変わりますが、主に上記で上げたものが経費としてかかります。これ以外にも、日常的に使用していて不具合を感じた部分の修理費なども経費としてかかります。売上だけを気にするのではなく、経費の計算も入れて日々の配達を頑張りましょう。
4. まとめ: とにかく稼ぎたい人がおさえるべき点
いかがでしたでしょうか? 軽貨物ドライバーとして稼ぐためには、配達単価や個数、経費などさまざまなことを理解し仕事を行う必要があります。そのうえでガッツリと稼ぎたい方は以下の3つを重視してください。
都市部で働く
担当エリアや荷物量を増やす
経費・税金について詳しくなる
効率的に仕事が行えるようになれば、配達スピードも上がり1日に配達できる個数も飛躍的に増えるでしょう。固定費をできるだけ安く済ませ、手取りを増やすことで収入は伸びていきます。仕事に取り組む姿勢やコミュニケーションスキルも磨ければ、単価交渉もしやすくなるため頑張り次第では大きく稼げるようになるでしょう。
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