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執筆者の写真ロジゾー

軽貨物ドライバーはキツい?稼げる?収入と労働環境

更新日:2023年3月31日



運送業は朝早くから夜遅くまでの長時間労働で、きついというイメージがありますよね。とはいえ、長年も仕事を続けて高収入を得ているベテランのドライバーがいるのも事実。


今回は、大手宅配業者から委託を受けてルート配送した場合の働き方を具体的にご紹介します。

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軽貨物ドライバーの1日

大手配送業者からの委託を受けた軽貨物ドライバーの1日は、営業所によって違いはありますが、基本は8時から21時までの12時間(お昼休憩込み)。8時に出勤して朝礼に参加、「点呼」と呼ばれるその日の体調やアルコールチェックを行います。そのあと、担当するエリアごとに仕分けされている荷物は車の荷台に積み、配達に出発します。


1日に到着する荷物は大きく分けて3回。早朝とお昼過ぎ、そして夕方の3回あります。

お昼過ぎや夕方の荷物到着時間に合わせ、営業所に戻り荷物を積み再び配達に出発。

休憩時間は1時間ありますが、その日の荷物の量によってしっかり休憩できるときもあれば、食事をしながら仕事をすることもあります。時間指定がある荷物を中心に、「配達と再配達」を21時まで繰り返し、1日が終わります。


週休何日か

軽貨物ドライバーはいわゆる個人事業主です。担当する営業所との兼ね合いもありますが、基本的には自身で休みを決められます。しかし、このあと説明する「繁忙期」の時期は、常に人手が足りてないことが多く、希望通りに休めることは少ないでしょう。


とはいえ、働きすぎても体が悲鳴をあげることもありますし、逆に休み過ぎては稼げないこともあります。長時間労働で体が資本となる配送ドライバー、自身の体と相談しながら休みを決めていくことが大切です。


繁忙期と閑散期



繁忙期と閑散期では荷物の量がまったく異なります。営業所に大小さまざな大きさの荷物でごった返す繁忙期は、閑散期の2倍~2.5倍ほどの量になります。詳しく解説します。


繁忙期

1年通して主に繁忙期と呼ばれる月は「7月」と「12月」

7月はお中元、12月はお歳暮の時期です。7月は2週目を過ぎたあたりから通常に戻りますが、12月は「丸々1ヶ月」忙しいです。荷物の量に圧倒されるとは思いますが、軽貨物ドライバーとしては「稼ぎ時」。配達すれば配達した分が稼ぎになるので、やりがいは感じられるでしょう。

また、毎年ある一定の時期で忙しくなることがあります。例をあげると「母の日」がそれにあたります。当日、営業所に大小さまざまな花が運ばれてきます。時間指定や他の荷物とうまく組み合わせて配達しなければ、時間通りに終わらせることは難しいでしょう。


閑散期

繁忙期が終わったあとの月は比較的に閑散期になります。

荷物の量も落ち着き、ゆっくり仕事ができることでしょう。繁忙期ほど稼ぐことはできませんが、ある程度稼ぎたい場合はエリアを広げてもらい配達の量をコントロールすることも可能です。


再配達の回数

配送業界を悩ます「再配達」。1個配達することで報酬が発生する軽貨物ドライバーにとって避けては通れない問題です。担当エリアの特性によって違いはあります。分かりやすく、

会社が多い「オフィス街」と住居が多い「ベッドタウン」で解説します。


・オフィス街

会社が多いオフィス街は、ほとんど「再配達」はありません。会社が営業していれば配達できるためです。各会社の休みや営業開始時間を把握していれば、1度目で配達が完了します。


・ベッドタウン

とくに共働きが多く住んでいるエリアでの再配達は、夜に再配達ラッシュになり電話が鳴り止まないこともしばしば。多い時で10件~20件になることがあります。こういったエリアを担当する場合、エリアの特性、つまり「お客様の生活スタイル」を知ることが重要になります。

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モチベーション

いわゆる単調な仕事内容の配達。エリアに出てしまえば個人作業になります。「ルーティーンワーク」といっても過言ではないため、どこに「楽しみ」を持つかによってモチベーションが大きく変わります。


  • お金を稼ぎたい

  • お客様とのやり取りを大切にしたい

  • 体をおもいっきり動かしたい

不在続きで配達個数が伸び止んだとき、どうしても仕事へのやる気は失せてしまいます。軽貨物ドライバーとして長く続けていくためには、仕事の中に自分なりの「楽しみ」を作って継続するをおすすめします。


軽貨物ドライバーはきついの?きつくないの?



軽貨物ドライバーについて詳しくお伝えしてきましたが、結論は「きつい」です配達ルートを考え、それに合わせて荷物を積み込み、お客様一人ひとりの要望に応え実行する。単純に「荷物を届ける」と言っても、やらなければならないことが山ほどあります。


軽い気持ちで始めようとしている人は、よく考えた方が賢明です。そこで最後に、軽貨物ドライバーとして「続けていける人」と「続けていけない人」を具体例を交えご紹介していきます。


軽貨物ドライバーで成功する人と失敗する人

では、軽貨物ドライバーとして成功していく人と失敗する人では何が違うのでしょうか。それぞれ解説していきます。


成功する人の特徴

軽貨物ドライバーとして稼ぎ続けていける人の特徴として以下の3つが挙げられます。


  1. 体力があり、体を動かすことが好き

  2. コミュニケーション能力が高い

  3. 対応能力に長けている


1.体を動かすことが好き

1日の大半は動き続けている仕事のため、体力があり、体を動かすのが好きな人は続けられるでしょう。エレベーターがない集合住宅の5階などにお米30キロなどが到着することもあるので、仕事が筋力トレーニングといっても過言ではないでしょう。


2.コミュニケーション能力が高い

毎日、老若男女のお客様にお届けするため、幅広い年齢層に対してコミュケーション能力が求められます。元気に挨拶することはもちろんのこと、担当する配達エリアで「このエリアと言えばこの人!」と知られている人ほど、仕事が行いやすく配達個数も伸びています。


3.対応能力に長けている

毎日荷物の量は違いますし、道路状況も違います。そのため、その日に最適な方法で対応できる人です。イレギュラーが発生してもすぐさま状況を把握・確認ができ、そのあとのスケジュールを柔軟に変更できることはドライバーにとって非常に強みになります。


失敗する人の特徴

それでは、続けられない人の特徴はなんでしょうか。以下2つになります。


  1. 楽して稼ごうとしている

  2. チームワークができていない


1.楽して稼ごうとしている

これは絶対に続きません。そもそも、仕事内容をよく分かってない人に多いです。「配達すればお金がもらえる」確かにそうです。しかし、配達だけをやっていればいいわけではありません。安易な考えで始めた人は、1ヶ月もしないで辞めていきます。


2.チームワークができていない

軽貨物ドライバーは個人事業主として、大手宅配業者から委託を受けて仕事します。そのため、大手宅配業者の「社内ルール」を守らなければいけません。しかし、それを無視してしまったり、重要なことを報告せずにそのままにして後に重大な問題に発展したり。これはどこ職種でも言えることかもしれませんが、仕事をするうえで基本中の基本「ホウレンソウ」ができない人は続きません。

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